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ファッション用語
今更聞けないファッション用語集~スリーブ編①
- 2013-07-22 (月)
- ブランド紹介
夏になると、袖に遊びがあるトップスが増え、いろんなスリーブの名称を聞くようになると思います。
お客様から「○○スリーブのものを探しているんですが」と言われた時にすぐに対応できるよう、スリーブの名称はしっかりと覚えておきたいですね。
そこで、今更聞けないスリーブの名称を集めてみました。
■アメリカン・スリーブ
正式名称は、「アメリカン・アームホール」です。首の根元から袖ぐりの下まで斜めに大きくカットしたノースリーブの一種。後ろにも前と同じ形の身頃がついているのが特徴です。
■アームホール
袖ぐりのこと。身頃と袖をつなげる身頃側の部分や、その寸法のことをさします。運動域によって形態が異なっており、デザインや機能性の上で重要な部分にあたります。略称は、「AH」。
■ウィングスリーブ
肩からゆったりと流れるようなフォルムになっている袖口の、長い袖のことです。
鳥の翼のような形なので、「ウィング」と呼ばれています。袖口で大きく広がっているのが特徴。
■ウェッジスリーブ
「ウェッジ」とは「くさび」のことで、袖付けが腕の付け根より身頃側にくさび形に深くカットされた袖のことをいいます。袖付けのゆとりがあり、着脱がラクで動きやすいことが特徴です。
■エポーレットスリーブ
「エポーレット」とは、肩章のこと。袖に肩章のようなものが付いている袖のことをさし、一般的には袖山が肩部分まで続いており、ヨーク上に襟ぐりにまで伸びているのが特徴です。
■カフス
袖口に付けられた、バンド状の部分をさします。
■キモノスリーブ
身頃から続いて裁ち出された袖で、和服の袖の形によく似ていることから、キモノスリーブと呼ばれています。長袖のものも多いですが、半袖にもよくあるスリーブです。
■キャップスリーブ
その名の通り、肩にキャップを乗せたようなごく短い袖のことです。
袖下はほとんどなく、肩先が隠れる程度の長さであることが大半です。
■ケープスリーブ
ケープを羽織っているような、肩から腕にかけてゆったりとした袖のことです。ひじのあたりで袖口が広がっているものが多いです。
夏らしいスタイル、エスニックスタイルをチェック!
- 2013-06-24 (月)
- ブランド紹介
毎年夏になると、必ずといっていいほどエスニックスタイルをする男女が増えてきます。また、数年に一度は必ずブームになるスタイルです。
そんなエスニックスタイルについてチェックしておきましょう!
そもそも「エスニック」とは、民族的、異教徒という意味をもちます。
俗にいうエスニックスタイルとは、「民族の」という意味の民族衣装を着るファッションのことです。民族衣装といってもいろんな衣装がありますが、特に、ユダヤ、キリスト教徒以外の民族調ファッションをさす場合が多いです。
民族衣装は常にファッションの根源にある、と考えるデザイナーも多く、毎シーズンごとにどこかのブランドがエステックを取り入れたコレクションを発表しています。
エスニックスタイルの始まりともいっていいのが、1973年のファークロア。ファークロアとは、素朴な農夫ファッションのことで、アジアやアフリカというよりも北欧や南米のイメージが強め。ヒッピースタイルなども含めると民族服ブームの火付け役的存在となりました。
1986年春夏コレクションで、インドや中東などの民族衣装をイメージしたデザインがいくつも発表されていましたが、日本では流行にはいたりませんでした。
しかし2002年、アフガン戦争を期に中東アジアに関心が寄せられたこともあり、民族服ブームが起こります。まだ記憶に新しい、ジーンズの上に透け感のあるプリントスカートを重ね着するといったエスニック系のスタイルが大ブームになったのもこの頃です。
また、エスニックと同じような意味合いでよく使用される「ボヘミアンスタイル」というジャンルもありますが、ボヘミアンスタイルはチェコスロバキアのボヘミア地方に由来します。ボヘミア地方の民俗衣装や、自由放浪なジプシーの要素を取り入れたスタイルです。ペザント(農婦)、ロマンティック(詩的)など、ヨーロッパの民族衣装をイメージしたデザインを表現する言い回しのひとつといえるでしょう。
アパレルファッション用語 ―よくある質問特集②―
- 2011-09-22 (木)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界への就職や転職を目指している方々からは、業界や企業のことだけでなく、「ファッション用語」についてのご質問を受けます。
今回は、それらの中でも特に質問を受ける“パンツ・スカートに関する用語”について取り上げます。(全2回シリーズ)
〇タイトとフレア
この言葉はスカートの裾の広がり方について表します。ふわっと広がる感じのものをフレア、ほとんど広がらないストレートラインをタイトといいます。中間のものはセミフレアという言い方をします。
〇ギャザースカート
腰のところで布を集め(英語で“集める”意味の“gather”)、縫い縮めて作ったスカートのことです。形はフレアスカートに近いイメージですが、筒状に縫ったスカートの腰を絞るタイトなギャザースカートも存在します。
〇ゴアスカート
何枚かの台形型にカットした布(gore)を縫い合わせて作ったスカートです。ウェストには芯を入れてピッタリした状態にし、自然な広がりの裾といったデザインの特徴があります。
〇サーキュラースカート
布をドーナツ状にカットして、内側の円をウェストに、外側の円を裾にしたスカートです。フレアのボリューム感が特徴的です。
〇プリーツスカート
ひだのあるスカートを言います。ひだの入れ方は細かいプリーツを入れる方法(アコーディオン)と、大きめのボックスプリーツにする方法があります。また、ひだが左右とも後ろに向かっているものと、全て一方向(ワンウェイ)のものとがあります。
〇キュロット
パンツにカテゴライズされると思いがちですが、スカートに分類されます。形はショートパンツに近いものから、フレアスカートと区別のつかないようなものまで様々です。
元々は女性の乗馬用に作られたものだそうです。
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