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ファストファッション
アパレル業界用語集―「知らないではすまされない“SPA”とは!?」
- 2011-09-12 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界において、常識化してしまった「SPA」。皆さんはSPAについて説明できますか?アパレル業界で働いている方はもちろん、これからアパレル業界で活躍したいと思っている方にも知っておいてほしい“アパレル業界・常識用語”の一つです。
SPAとは、ファッション商品の企画から生産、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデルであり、日本語では「製造小売業」と訳されます。1986年に米衣料品大手「ギャップ(GAP)」の会長が、自社業態を指して“Speciality store retailer of Private label Apparel”と表現したことから、その頭文字をとって呼ばれるようになりました。
国内のSPA企業として代表的なのは、ユニクロやワールドが挙げられます。これらの企業の成功により、それまで日本のアパレル業界では全く浸透していなかったSPAを常識化してしまったと言っても過言ではありません。
現在のSPAは、(1)業界横断型、(2)Fast Fashion(ファストファッション)型の主に二通りに進化しています。
業界横断型の代表例としては家具製造小売業のニトリが挙げられます。製造、物流、販売機能をすべて自社化することで、手頃な価格・適正品質の商品を提供することが可能となり、消費者に受け入れられています。
一方、Fast Fashion型はスペイン発信のZARA(INDITEX Group)やスウェーデンのH&M(ヘネス&モーリッツ)に代表されます。手頃な値段でファッション性の高い商品を、短納期で店頭に投入することが可能である点が特徴です。
<SPA導入によるメリット・デメリット>
〇メリット
・中間流通業者を省くことで、高い利益率の確保が可能
・自社の顧客ニーズを的確につかみ、MDの5適(最適な商品・最適な時期・最適な数量・最適な価格・最適な場所)にかなう商品提供が可能
〇デメリット
・自社で製造販売するため、在庫リスクを背負う
・サプライチェーンにおけるノウハウを自社で持つ必要性がある
アパレル業界動向 ~話題の「ファストファッションブランド」~PART2
- 2011-03-10 (木)
- アパレルニュース
もはやアパレル業界の“常識キーワード”になった、“早い!安い!おしゃれ!”の三拍子が揃った「ファストファッションブランド」。
“アパレル業界動向 ~話題の「ファストファッションブランド」~PART1”に引き続き、海外が発信元の大人気“ファストファッションブランド”をいくつかご紹介します。
・ZARA
1975年創業のスペイン発ブランドで、世界で最も成功しているカジュアルブランドの一つとしてファッション業界を牽引する存在です。
カジュアルでリーズナブルでありながら、高いファッション性を持つことで人気があります。
数あるファストファッションブランドの中でも、やや大人向けのエレガントでシックなデザインが特徴的。
全世界で1000店舗以上を構え、レディース、メンズからキッズまで幅広く扱っています。
・TOP SHOP
1968年に生まれたイギリスを代表するハイストリートブランドです。
ロンドンの若者の間では定番のトレンドショップで、旬のトレンドにロンドンらしいモッズなイメージをプラスしたクールなアイテムがリーズナブルに揃っていることで人気。
若手デザイナーとのコラボレーション展開の先駆けであり、2006年にはコム・デ・ギャルソンと、2007年には人気モデルのケイトモスとのコラボを実現してきました。
イギリスを中心に世界29カ国で展開しており、2006年9月に東京・原宿に日本第一号店をオープンしています。
・GAP
1969年にドナルド・フィッシャーとドリス・フィッシャーによって設立されたGAPは、ティーン世代をターゲットに急成長を遂げました。
世界で最も大きなグローバルSPA(製造小売業)企業の一つであり、世界で4000店舗を展開します。
2010年11月、「ヴァレンティノ」とのコラボ商品を発売。
親会社であるギャップ株式会社は、ギャップの他にもオールドネイビーやバナナリパブリックをも傘下に持っています。
アパレル業界動向 ~話題の「ファストファッションブランド」~PART1
- 2011-03-07 (月)
- アパレルニュース
リーズナブルな価格で、最新のトレンドを取り入れた旬のスタイルをいち早く発信する「ファストファッションブランド」が注目を集めているこのごろ。
アパレル業界への就職や転職を考えているなら、「ファストファッションって何だっけ??」なんて反応をしているようではNGです!
もはや“常識キーワード”になった、“早い!安い!おしゃれ!”の三拍子が揃った「ファストファッションブランド」の多くは海外発信のもので日本上陸を果たし、日本のファッションシーンにおいて欠かせない存在となっています。
ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産し販売するファッションブランドや、その業態を指します。
成長が著しい、海外が発信元の大人気ブランドをいくつかご紹介しましょう。
・H&M
2008年9月に日本上陸を果たしたH&Mは、スウェーデン生まれのブランドで、1947年創立という長い歴史を誇ります。
「ファストファッション」という言葉を日本に広め、大ブームを起こした立役者と言えるでしょう。
正式名称は「ヘネス&モーリッツ」で、通称「エイチ&エム」。
レディース、メンズ、ティーン、キッズ等の幅広いアイテムを取り扱い、ベーシックラインからモードラインまで様々に揃っています。
毎年展開される有名デザイナーとのコラボレーションも話題。
現在では世界に1600店舗以上を展開している巨大SPAブランドです。
・Forever21
2009年4月に日本上陸したLA発のトレンドカジュアルブランドです。
最新のトレンドを取り入れたポップでキュートなスタイルをリーズナブルに提供することをモットーとしており、1984年にスタートしました。
LAらしいカラフルで華やかなデザインや、大胆なカッティング、ディテールのアイテムが、10~20代を中心に大きな支持を得ています。
アメリカ、カナダの北米地域をはじめ、中国や韓国、シンガポールなどのアジア各国、UAEやバーレーン、サウジアラビアなどの中東各国と、全世界で急拡大中です。
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