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細長い生地を体に巻きつける“包帯ドレス”が有名な「エルベ レジェ」
- 2014-02-28 (金)
- ブランド紹介
「エルベ レジェ(Herve Leger)」はフランスのファッションブランド。
エルベ レジェはフランス語読み。ハーヴ・レジャーが英語読みとなり、どちらも同じブランドのことを指します。
創始者はブランド名と同名のエルベ・レジェ氏。1975年にフランスで生まれ、1975年よりファッションの世界に踏み込み勉強を続け、5年後の80年にフェンディ・シャネルなどのデザイナーを担当するカール・ラガーフェルドの目に留まります。
才能を見込まれたエルベ・レジェは、アシスタントデザイナーとして彼の元で働き、シャネル・フェンディのデザインに携わります。
4年間働き続けた1984年にフリーのデザイナーになり、ダイアン・フォン・ファステンバーグやランバンのオートクチュールやプレタポルテ、その他3つのブランドデザインに携わるなど幅広く活動します。
そして翌年1985年に自身の名前を冠するブランド「エルベ レジェ」が誕生します。
同氏のデザインで特に特徴的かつ有名なのが「バンディッジドレス」といわれる、細長い生地を体に巻きつけボディラインを強調する“包帯ドレス”です。一見するとボディコンの様なシルエットを持っています。
また、バンディッジドレス以外にも「ストライプ」を多く用いていることが挙げられ「ストライプの王様」とも呼ばれています。
95年から2年間、ローラン・プティの舞台衣装にも参加。
1998年にアメリカのブランド・マックスアズリアに買収され、創業者のエルベ・レジェ氏は解雇。その後2007年にはエルベ レジェのデザインはマックス アズリアが引き継ぐ形で続き、顧客にミランダ・カー始め多くのセレブ顧客を抱えるまでになっています。
エルベ・レジェ氏はその後、新ブランドの設立やブティックのオープン、ギラロッシュでのデザイン、ニューヨークのファッションウィークへの参加など精力的に活動を続けています。
2009年にイギリス初の路面店をオープン、2013年にはモスクワにもブティックをオープンさせています。日本への出店はありませんが、セレクトショップや海外メーカー商品を扱うネットショップで購入可能となっています。
世紀のロイヤル・ウエディングドレスが話題になったファッションブランド「エリザベス エマニュエル」
- 2014-02-26 (水)
- ブランド紹介
「エリザベス エマニュエル(Elizabeth Emanuel)」は、ロンドンに拠点を置くファッションブランドです。
エリザベス・エマニュエル氏は1953年にアメリカ人の父・イギリス人の母との間に生まれたハーフ。ハロースクールのファッションデザインで3年間ファッションを学び、その間に出会ったデビッド・エマニュエルと結婚します。
1976年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アートファッションの修士号を取得。彼女が最初に作ったコレクションは、ロンドンのセレクトショップ「ブラウン」で独占的に販売され、翌年1977年にロンドンのブルックストリートに、自分のファッションハウス「エマニュエルサロン」を開きましたが、オートクチュールビジネスを手がけるためショップを閉店させます。
彼女の名を世界に広めたのは、1981年のチャールズ皇太子とダイアナ元妃との結婚式。
エマニュエルがデザインしたウエディングドレスをダイアナ元妃が着用し「世紀のロイヤル・ウエディング」として話題を集めたのです。
ドレスはクリーム色のウエディングドレスに身を包むダイアナ元妃は、年齢が20歳前後と若い年齢での挙式だったこともあり、若く美しいプリンセスの誕生に世界中で7億人の人々が注目したといわれています。
ダイアナ元妃のドレスデザインを手がけた後、王室御用達のデザイナーとして活躍。皇族のデザインも行う様になりました。
6年後の1987年には、今までの依頼で作ったドレスや服などを一般層に販売するショップをオープン。
1990年には夫と離婚を経験し、スタジオ兼サロンのショップをロンドンにオープンし「エリザベス エマニュエル」を設立。
ウォルト・ディズニー・カンパニーからの委託を受け、白雪姫60周年記念のドレスをデザイン。その後も、ヴァージンアトランティックの制服、リチャード・ブランソン、ジョアンの結婚式用服のデザイン、ブリタニア・エアウェイズの客室乗務員の制服デザイン、映画やバレエの衣装制作なども手がけるなど幅広く扱っています。
日本にはブライダル市場に進出しています。
アートの様なファッション性が人気のブランド「アン ヴァレリー アッシュ」
- 2014-02-24 (月)
- ブランド紹介
「アン ヴァレリー アッシュ」は、デザイナーのアン・ヴァレリー・アッシュ自身の名をブランド名に冠したフランスのファッションブランドです。
このブランドの特徴は、左右非対称(アシメトリー)のドレスなど、他のブランドには見られないデザインが特徴。一見するとアートに見えますが、実用性も兼備えているのは同氏がオートクチュールの学校を卒業し、手仕事に慣れていることや、カッティングの技術が卓越しているからに他なりません。
また、同氏は服の固定概念を覆すことに注力しており、奇抜なデザインはお手の物。概念を崩す「遊び」が大好きの様なのです。発表されたファッションの中には穴だらけのTシャツなんてものもあります。
さらにメンズファッションの縫い目をほどいてレディースファッションに変える「脱構築」や「パンス」という手法を巧みに使って服を仕立て直す手法も知られています。これは20年代にシャネルが行っていた手法にインスピーレションを受けているからと言われています。
ではアン・ヴァレリー・アッシュ氏とブランドの歴史についてみていきましょう。
同氏は1971年にフランス・パリに生まれ、1995年に前述したオートクチュールの学校「パリクチュール専門学校」を卒業します。
その後クリスチャンラクロワ、クロエ、シャネル、クリスチャンディオールといった一流かつ知名度のあるメゾンで経験を積んでいきます。しかし、メゾンの色に染まりたくないとの理由で、1つのメゾンに3ヶ月以上留まらず渡り歩きます。
そして6年後の2001年に、Philippe Elkoubiをビジネスパートナーに自身の名を冠したファッションブランド「アン ヴァレリー アッシュ」を設立します。
1年後の2002年にはパリのプレタポルテ・コレクションでデビューを果たし、03年にはAndam Awardを受賞。その後は子供服ライン「アン ヴァレリー アッシュマドモワゼル」、セカンドラインに「アーヴェー アッシュ バイ アン ヴァレリー アッシュ」などをスタートさせます。
2013年現在、まだ日本法人等は設立しておらずショップはありませんが、セレクトショップでの取り扱いはあるようです。
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