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イスラエルとオランダ生まれのデザイナーデュオ「ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)」
- 2014-11-14 (金)
- ブランド紹介
今回はイスラエル生まれのデザイナーと、オランダ生まれのデザイナーのファッションブランド「ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)」をご紹介します。
「ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)」は、1969年5月イスラエル生まれのヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)と、同年12月オランダ生まれのロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)のデサイナーデュオで、オランダはアムステルダムに拠点を構えて活動を行っています。
2人は同じオランダにあるアーネム・アカデミー・オブ・ファイン・アーツを卒業。その際にパートナーとなり、1993年に活動場所をパリに移動し、南仏イエールで開かれたヨーロッパ新人デザイナーコンテストにて「プレス賞」「レディース賞」「最優秀賞」の3つの賞を獲得しました。
その後、オランダで活動するデザイナー集団「オランダ人の叫び」に参加、美術館で行われた展示に出展したデザインもアートとして高く評価されたようです。
ヴィクターとロルフはまるで実験をしているかのようなデザインを行い、2001年の秋冬コレクションでは全身真っ黒なモデルを登場させたり、自分自身も全身真っ黒で挨拶をしたりといったことも行っています。また、2005年にはブロードウェイの早変わりを見せたりと、見る人の反応を楽しんでいるかのようでもあります。
他のコレクションは細身のスタイルのほかに、色使いが鮮やかでユーモアを取り入れつつ、綺麗さも併せ持つ細部にもこだわっています。
2006~2008年にかけてはH&Mやアレグリ等とコラボレーションを行い活動の幅を広げます。
2009年にかけてはインターネット全盛の時代。この時代にあわせ、同年の春夏コレクションではキャットウォークショーは行わず、オンライン上でのコレクションを発表するなど、新しい試みを行い、その試みに世界中が注目しました。例えばオランダのヨハン・フリーゾ王子の結婚式の際、メイベル妃が着用したリボン付きのウェディングドレスはヴィクターとロルフの作品のひとつです。
イギリスを代表するハイエンドレザーグッズブランド「マルベリー(MULBERRY)」
- 2014-11-07 (金)
- ブランド紹介
今回はイギリスを代表する高級革製品を作るブランド「マルベリー(MULBERRY)」について紹介します。
「マルベリー(MULBERRY)」は、1971年にイギリスのサマセットにてロジャー・ソールが設立。名の由来はマザーグースの歌にちなんだ「桑の木」からとられています。
マルベリーは洗練されたデザインに加え、やわらかさを併せ持った極上のレザーを使用した「ショルダーバッグ」「ハンドバッグ」といったバッグを中心に販売。中でも「ロクサーヌ」「ベイスウォーター」、モデルのアレクサ・チャンとのコラボ作品「アレクサ」などは特に有名です。
製品は職人技が光り、細部まで丁寧に作りこまれ、その最高級の品質が人々に高く評価されて、顧客にはモデルのケイト・モスや、女優のケイト・ウインストンやスカーレット・ヨハンソンなどが愛用していることが知られています。
またマルベリーといえばバッグですが、財布やベルト、カフスボタンや手袋といった小物関連、インテリア関連、そしてメンズ・レディースウェアなどのアパレル関連製品も幅広く生産。どの製品もマルベリーの特色や特徴を持ったつくりになっています。
2004年にスチュアート・ヴィヴァースがデザイナーとして就任したことがきっかけとなり、ブランドは大きく躍進を開始。
有名サロンでデザインを務めてきた経験を持つデザイナーと組みチームを作り上げ、コラボレーションバッグを発表。スチュアート・ヴィヴァースが移籍した後、クリエイティブ・ッディレクターに就任したエマ・ヒルは上記でも挙げた「ベイスウォーター」「アレクサ」といったヒットとなる商品を次々発表し、さらにブランドは成長していきます。
2008年からはレディースシューズラインや、クラシカルなイメージを受け継ぐアイウェアコラボのデザインなども発表。翌年にはMacやiPhone/iPod等で有名なアップル社にラップトップ・バッグコレクションの製作なども行っています。
香水ブランドとしても名高い「ロシャス」
- 2014-11-05 (水)
- ブランド紹介
日本ではファッションブランドというよりも、香水の分野での知名度が高い「ロシャス(ROCHAS)」をご紹介します。
「ロシャス(ROCHAS)」は、フランスに拠点を置くファッションブランドで、1925年にマルセル・ロシャス(Marcel Rochas)がパリで創業しました。
1925年の操業当初はストロングショルダーと呼ばれるコートのほか、フェミニンさを取り入れたカラフルな色使いのデザイン、リボンをはじめとした服飾装飾やシープスキン(羊のなめし皮)と呼ばれる革をつかったスタイルなどをコレクションで発表し、これらはロシャスのアイコンとして認知されていきました。
以降、オートクチュール界をリードする存在となり、ディオールやスキャパレルといった当時を代表するデザイナーの一人として数えられています。
創業から62年経った1987年に化粧品会社「ウエラ(ヘアケア用品やカツラを扱うドイツの企業)」がロシャスを買収します。
買収により、ロシャスはファッションブランドからフレグランス(香水)の分野に傾き、この影響からか日本ではファッションブランドよりもフレグランスの会社と認識されることが多いようです。
翌々年1989年にピーター・オブライエンがデザイナーに就任、3年後の2002年にはオリヴィエ ティスケンスがデザイナーとして就任し、多くのセレブにも支持を得、ジャーナリストからも絶賛されましたが赤字収支が続いてしまいます。
そして2003年P&Gがウエラを買収、2006年には赤字経営が原因となりファッション部門が閉鎖されてしまいます。
これで終わりのようにみえましたが、2年後2008年にイタリアの会社とライセンス契約を行います。これによりアパレル展開が再開され、2009年にコレクションを発表とみごと復活を遂げます。
さらに2010年の春夏コレクションよりプレタポルテに復帰も果たし現在に至ります。
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