- 2014-10-31 (金) 13:29
- ブランド紹介
スペインから生まれた皮革ブランド「ロエベ(LOEWE)」をご紹介します。
「ロエベ(LOEWE)」は、1846年にスペインのマドリード市内のエチェガライ通りにあった、スペイン人職人によって開かれた皮革工房がルーツ。
初期の皮革工房では、葉巻・タバコ入れやコインケースや財布、バッグやレザーケースなど、ファッションとは関連性の薄い実用的な製品のみを扱い生産していました。その後、1872年にドイツの職人エンリケ・ロエベ・ロスバーグがこの工房を見学し、職人の技術や素材の品質といった高さに感銘を受け、パートナーとして働くことになります。
このことがきっかけとなり、工房が作る製品がマドリードの貴族達に人気となり、徐々に工房の規模も拡大していきます。
そして、1892年に当時のマドリード市内の流行発信地としても有名だったプリンシペ通りに、店舗を併設した工房「E.ロエベブティック」を開いたことで、ブランドとして大きく動き出していきます。この時より、すべての革製品にたいしてエンブレムが施されるようになり、婦人向けのハンドバッグの生産などもはじまりました。
工房で生産された製品は当時の有力貴族コンキスタ公爵夫人によりスペイン王室にも紹介され、製品の品質やオリジナリティあふれるデザインが評価され、スペイン王室アルフォンソ13世から「王室御用達」の称号も授けられました。
王室御用達を受けて以降、1910年代~50年代にかけてはスペイン国内での事業拡大に専念。海外の貴族からも注文を受けるようになり、大型工場の建設のほか、扱う製品も小物や靴、ギフトやインテリア、トラベル用品など幅も広がっていきました。
そして1965年からは、カール・ラガーフェルドといった有名デザイナーを迎え入れ、婦人向けの新ブランドも設立。70年代には世界各国への進出も開始。1996年には高級ブランドを多数抱えるLVMHグループ傘下に入り、当時からのレザー製品のほか、プレタポルテにも力を入れ展開しています。
ショップは、スペインの中心マドリードをはじめ、ヨーロッパ、北中南米、東京・大阪など日本、さらにはホノルル、バンコク、シドニー、ジャカルタといった環太平洋の主要都市に出店しています。
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