- 2014-10-10 (金) 10:52
- ブランド紹介
今回は、イギリスのブランドの中でもアバンギャルドさで注目を集めた「ジョン ガリアーノ(John Galliano)」をご紹介いたします。
「ジョン ガリアーノ(John Galliano)」は、1985年にジョン・ガリアーノ自身の名前を冠するファッションブランドです。
ジョン・ガリアーノは、1960年にイギリスの植民地でもあったジブラルタルにジブラルタル人の父とスペイン人の母の間に生まれ、6歳でロンドンに移住。
イギリス・ロンドンにあるロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジオブ・アート・アンド・デザインのテキスタイル科に入学。その後転科を行いモード科に移籍。84年にはセントマーチンズのモード科を主席で卒業しました。
卒業コレクションで作成した「アフガニスタンとヨーロッパの理想」という作品がロンドンにあるブティック「ブラウンズ」に飾られた好評を得たことから、ブラウンズと5年間の契約を締結。
そして84年の翌年、1985年にロンドンコレクションに出展し、自身の名を冠するブランド「ジョン ガリアーノ(John Galliano)」でデビューを果たします。この際、バイアスカットのドレスやオーダーメードのスーツなどを作成、高い評価を得ます。
デビュー時には「さかさまの服」というジャケットやボトムを逆さま・裏返しに着るデザインを行うなど、アバンギャルドさで注目を集めました。ただ、デザインが革新的過ぎたため「売れない服」と烙印を押され資金面で苦労を重ねます。
1989年にはパリ・オートクチュール協会の招待を受けてコレクションに参加、1991年にはパリコレの正式メンバーとして加入。しかし、パリに移ってからも資金面で苦しく、パトロンを探しまわったり、生地が買えず黒生地のみで作られた服やモデルも有志のみというコレクションもあったようです。
転機が訪れたのは1995年、ユベール・ジバンシィが自分の立ち上げたブランド「ジバンシィ」を引退し、その後任としてガリアーノがデザイナーに抜擢されました。しかし1996~97年のコレクションに2回参加したのみとなり、その後アレキサンダー・マックイーンがデザイナーに就任しました。
1997年よりディオールのデザイナーに就任し、古典の服飾や世界中の民族衣装のリサーチを行い、マサイ族をテーマにしたニュールックの発表などで高い評価を得、プレタポルテ部門での売上も驚異的な伸びを記録。
しかし、2011年酒に酔い差別発言を行ったため警察に拘束。ディオールや自身のブランド・ジョンガリアーノを解雇されてしまいました。
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