- 2014-02-03 (月) 10:00
- ブランド紹介
「ジル・サンダー(JIL SANDER)」は、ジル・サンダー自らの名前を冠し、ミニマル・機能性・品格などを高く評価された世界的なファッションブランドです。
ジル・サンダーは1943年ドイツのハンブルグに生まれ、クレフェルド・スクール・オブ・テキスタイル専門学校を卒業しテキスタイルのエンジニアとして働き始めます。
その後アメリカに渡りカリフォルニア大学に留学。ニューヨークの出版社に就職し、女性専用の「マッコール」「コンスタンツ」といった雑誌のファッション・ジャーナリストとして活躍します。その後、1965年に再びドイツに戻り、ハンブルグに自身のブティックと会社を設立しましました。
「ソニアリキエル」の服を中心に販売を行い、自分のデザインした服を販売する様になります。形態的にはブティックというよりもセレクトショップに近かったようです。
そして1973年にパリのプレタポルテ・コレクションでデビューを飾るも80年に撤退。70~80年代はじめのカラフルな服が主流の時代に、彼女の繊細かつミニマルなデザインはそぐわなかったのが一番の理由とされ、この期間は香水の売上によってブランドが支えられていたと言われています。
1985年に拠点をミラノに移し、87年にミラノコレクションに参加。
1989年には自社をフランクフルト市場に上場させ、世界的な規模での事業を開始。97年の秋冬コレクションからはメンズラインを始め、PUMAとのコラボスニーカーを発表するなど活躍の幅を広げました。
しかし1999年にプラダグループにより買収され、2000年の秋冬コレクションを最後にデザイナーと経営から撤退を発表。03年に再びクリエイティブ・ディレクターとして復帰するものの1年後の04年に、再びプラダとの方向性の不一致から辞任を決めます。
5年後の2009年にユニクロの運営を行うファーストリテイング社とデザインコンサルティング契約を行い、ユニクロの高価格ライン「+J」のデザインとユニクロ全商品の監修を勤め上げましたが、2011年契約満了と共に同ラインも終了。
そして2012年。ジル・サンダー社のクリエイティブ・ディレクターとして復帰し、2013年春夏シーズンからデザインを手がけましたが、2014年のコレクションをもって退任、後任はデザインチームがブランドを引き継いで運営しています。
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