- 2013-02-01 (金) 17:28
- ブランド紹介
フランスが誇る世界的なファッションブランドの一つ、「イヴ・サンローラン」。
ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、ポール・ポワレらとともに20世紀のファッション業界をリードし、「モードの帝王」と呼ばれています。
イヴ・サンローランは、1936年、アルジェリアのオランで生まれました。
17歳の時にパリオートクチュール組合経営の学校に入学し、3ヶ月のコースが修了する頃、国際羊毛事務局主催のデザインコンクールでカクテルドレスを発表し、ドレス部門最優秀賞を受賞。
この受賞がきっかけで、54年にクリスチャン・ディオールに迎えられ、クリスチャン・ディオールが死去した57年に、21歳の若さで後継デザイナーに就任。
クリスチャン・ディオール死後初となるコレクション、「トラペーズライン」でニーマン・マーカス賞を受賞します。
しかし、60年秋冬コレクションで発表した「ビートライン」はストリート感覚のスタイルをテーマにしたことで、エレガンスさがないと酷評を受けます。同年アルジェリア戦争に徴兵されたことを機に、ディオールを解雇されました。
62年、ブランド「イヴ・サンローラン」を設立。
バレンシアガを意識したニューモードが好評を呼び、60年代を代表する新しいスタイルを次々と発表していきます。
特に有名なのが、66年に発表された、男性用のタキシードを女性用にアレンジしたスモーキン・タキシードです。
85年、レジヨン・ドヌール勲章を、93年にデ・ドール賞を受賞します。
93年、サノフィ・ボーテ社に買収。
98年、ジーンズライン「サンローラン」を発表。
99年秋冬コレクションからレディースラインをアルベール・エルバスに任せ、サンローラン本人はオートクチュールにのみ専念するようになります。
99年、ピノー・プランタン・ルドゥート社のオーナー、フランソワ・ピノーがサノフィ社を買収し、レディース部門と香水部門が傘下のグッチ社に売却されますが、サンローラン本人と、オートクチュール部門は、ピノー・プランタン・ルドゥート傘下に残ります。
サンローラン本人は、2002年のパリ・オートクチュール・コレクションを最後に引退。
これに伴ってオートクチュール部門は閉鎖し、レディースの「リヴ・ゴーシュ」のみの展開となります。
2007 年、イヴ・サンローランはその長年の功績を讃えられ、フランス大統領サルコジからレジオン・ドヌール勲章グラントフィシエを受賞。
翌年、サンローランが死去。
2012年、エディ・スリマンがイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターに就任します。
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