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ファッションデザイナーの仕事の流れについて②

「ファッションデザイナーの仕事の流れについて」の続きになります。

(4)洋服の仮縫い作業
パターンメイキングの次は、できた型紙を元にして、仮縫い作業を行っていきます。

仮縫い作業は、実際に洋服にしたときのシルエットをチェックする大切な作業なんです。

また、シルエットだけではなく、袖やポケット、ボタンなどの装飾品など、細かなパーツのチェックも行い、型紙を調整していきます。

この作業も主にデザイナーがパタンナーに指示を出して作成してもらうのですが、場合によってはデザイナー自らが行うということもあります。

(5)洋服のサンプル製造作業
最終的な型紙が決定したら、今度は工場でサンプルとなる衣服の製作作業に入ります。

ファッションデザイナーは、縫製や素材、プレスなどの細かい指示を仕様書にまとめて、製作工場に指示を出していきます。

(6)出来上がった洋服の最終チェック
工場でのサンプル作成が終わったら、ファッションデザイナーはサンプルの最終チェックをしていきます。

デザイナーの最終チェックが通れば、製造工場は本格的な洋服の生産作業を行います。

このように、ファッションデザイナーの仕事というのは

(1)デザインの企画
(2)デザインの描き出し
(3)デザイン画のパターンメイキング
(4)洋服の仮縫い作業
(5)洋服のサンプル製造
(6)最終チェック

以上の一連の流れに関わることになります。

ファッションデザイナーの仕事の流れについて

衣服のデザインを考えることだけがファッションデザイナーの仕事ではありません。

ファッションデザイナーには、デザイン考えてデザイン画を書く他にも様々な仕事が存在するのです。

今回は大まかなファッションデザイナーの仕事の流れについて紹介していきたいと思います。

(1)デザインの企画
ファッションデザイナーの仕事は、デザインの企画から始まります。

まず、デザインターゲットとなる性別・年齢・シーン・目的などを考えてファッションの具体的なコンセプトを決めていきます。

(2)デザインの描き出し
企画である程度コンセプトが決定したら、次はファッションデザインの描き出しを行っていきます。

現在のトレンドや、マーケットの情報を元に、洋服に使用する素材やカラー、シルエットなどを選んでデザイン描き出していきます。

(3)デザイン画のパターンメイキング
デザインが決定したら、次はパターンメイキング(デザイン画から型紙を起こす作業)に入ります。

パターンメイキングは基本的にデザイナーではなくて、パタンナーと呼ばれる人たちが行う作業なのですが場合によってはファッションデザイナーが手伝ったり、主導権を持って作業を進めていく場合もあります。

ファッションデザイナーの給料・年収について

皆さんはファッションデザイナーの給料についてご存じでしょうか?

女性を中心に人気の高いファッションデザイナーですが、気になるお給料は平均的か、または平均よりも少し少ないくらいなんです。

平成25年度版の賃金構造基本統計調査によると、デザイナー職の平均年収は35歳で約394万円となっています。

月額給与に換算すると296,600円ほど。ファッションデザイナーのお給料って思ったよりも安いんだ!と驚いた方も多いかと思います。

もちろん、これは全従業員の平均なので企業や状況により年収は異なります。

また、従業員数が1000人以上の大企業に勤めるファッションデザイナーの年収は650万円ほど。年収が数千万円を越える著名デザイナーというのは本当に希なんですね。

ちなみに「自分のデザインでがっつりと稼ぎたい!」という人は、自分のブランドを持ったり、大手企業のデザイン関連部署でキャリアを積んでいくという道があります。

どちらにせよ、日々の仕事を通じでデザイン力やスキルを磨きあげていく必要があるといえるでしょう。

ファッションデザイナーは、ファッションやデザインをすることが好きで、お給料は二の次でも構わない!という人が向いているのかもしれません。

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