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基礎知識
これだけはマスターしよう!アパレル販売員のお仕事
- 2011-08-07 (日)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
「アパレル販売員は、キレイに着飾って接客していればOK」などと気軽に考えがちな人がいますが、 それは大きな間違いです。
大きな段ボールで搬入される商品をストックに運んで整理したり、意外と重いマネキンを店頭まで運んでセッティングしたりなど、販売員さんはけっこう地味な仕事を見えないところでこなしているのです。ショップに行くとつい商品にだけ目がいってしまいがちですが、スタッフさんたちの様子を観察してみましょう。
アパレル販売員としてお仕事に就くのであれば、ぜひマスターしてほしいのが「おたたみ」と「丈詰め」です。知ってのとおり、「おたたみ」とは店頭に並んだ商品=洋服を畳むことであり、「丈詰め」はお客様に合わせて洋服の丈を調整することです。一見、当たり前で簡単なお仕事と思われますが、基本的なことだからこそ、きちんとマスターしましょう。
まずは「おたたみ」についてですが、実はいろいろとルールがあります。 例えば、白・ピンク・水色・紫・黒と、色の薄い順に商品を並べる、トップスであれば畳んだときに横幅を均一にするなど。ショップの方針によって商品の見せ方、畳み方にはそれぞれルールがありますので、コツを掴むまでには練習も必要です。
「丈詰め」が必要となるのはたいてい、お客様がパンツを購入するときです。丈詰めのやり方としては、お客様が試着した際に鏡を見ながら長さを合わせて針で留めるのが基本ですが、パンツの種類(ブーツカット、ストレート、バギー など)によってお客様がどう履きたいか(どのようなシルエットを好むか)は変わってきます。例えば、「たいてい5センチのヒールを履くので少し長めにしておいてほしい。」と希望されるお客様もいますので、お客様の希望を確認しながら調整することが大切です。
長さを調整できたら、カット分の丈の長さを測って指定の伝票に記入します。 ショップによって、外注の業者に依頼するところとショップ内で作業するところがあり、 外注の場合はたいてい“できあがりまで2,3日かかる”というのが目安です。
「おたたみ」「丈詰め」をしっかりマスターして、“デキる”販売員さんを目指してください。
憧れのアパレル業界へ! ~求人募集の見つけ方~
- 2011-02-28 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で働きたいのであれば、商品や売上などに関連する基本的な用語を勉強しておきましょう。特に即戦力として採用される転職を希望するのであれば、ここに表記する用語くらいは把握しておいてほしいものです。
・委託仕入商品
ある一定期間、納入側から預かって販売を委託される商品を指します。
余れば返品しますが、店舗に商品を置く間は一時的に所有権は小売側にあり、メーカーはいったん売上を計上します。
・買取仕入商品
小売店がメーカーから商品を買取り、販売することを指します。
買取りであるにも関わらず返品も可能になっているケースなど、あいまいな取引形態が最近では問題視されています。
・消化仕入商品
メーカーが小売店に商品を納めた段階では売上を計上せず、商品が売れた段階で売れた分だけの売上を計上することを指します。 SPA型・卸売特化型(PB[プライベートブランド]共同開発型)など考えられますが、いずれのケースも「すべての基本は店頭にある」というSPAの発想のもと、店頭売上のデータ(前売りデータ)を前提として考えることが重要です。
・SKU
Stock Keeping Unitの略で、在庫管理対象物の最小単位を指します。(ただし、雑貨の場合は、SKUでは必ずしも単位が特定できないこともあります)。アパレル商材では、一般的に品番・サイズ・カラーの単位で管理されています。商品に対するアクションをSKU単位で管理し、在庫状況の把握と現状に応じた配分・店舗間移動や、販売指示を繰り返すことが重要です。週次業務のサイクルの中でこれを行うことにより、業務効率の向上を図ることができます。
・掛率
SKUごとの小売単価の小売店へ販売する、契約に基づく割合(率)を指します。
・卸単価
SKU単位での卸店への販売価格を指します。
( ※卸店に対して掛率で取引をする場合は、SKUごとの小売り単価に掛率を乗じたものが各々のSKU単位の卸単価となります。掛率での卸単価で取引をしない場合は、各々のSKUごとに卸単価を決める必要があります。)
アパレル業界で役立つ! “ギョーカイ”用語集
- 2011-02-25 (金)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
業界には、扱う商品やサービス、仕事をしていく上での決まり事などに対してその業界特有の呼び方=業界“ギョーカイ”用語が存在します。アパレル業界のお仕事にも、もちろんそういった用語が数多く存在します。
今回は、特に販売員としてアパレル業界で働く上で役に立つ基本的な業界用語の一部をご紹介します。
【人・モノ・場所などに関する用語】
上代価格、希望小売価格 →プロパー
マネキン人形 →ボディー、トルソー
SALE商材 →バーゲン、赤タグ、B
レジ →キャッシャー
不良品 →B品
在庫、在庫場所 →ストック
ショップ袋 →ショッパー
ダンボール →パッキン
店長 →SHOPマスター
【行動に関する用語】
商品をたたんで陳列すること →たたみ
商品をハンガーにかけること →ハンギング
スタイリストさんなどが撮影の際に商品を借りに来ること →リース
お昼休憩をとること →1ばん、いせ、のじ、昼休
夕方休憩をとること →2ばん、いせ、にのじ、夕休
お手洗いにいくこと →3ばん、えんぽう、すけんや
【略語】
春夏 →S/S
秋冬 →A/W
アクセサリー →ACC
ブラウス →BL
ニット →NT、KT
スカート →SK
パンツ →PT
ワンピース →OP
コート →CO
靴 →SH
などなど。他にもたくさんの業界用語が存在しますし、それらを特集した書籍も出版されていますので調べてみるといいでしょう。
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