ファッション

以前にも紹介した通り、ファッションデザイナーは長時間の勤務になることが多く、決まった時間に出社し、定時に退社するといった規則的な勤務が難しい職業でもあります。

もちろん業者によってはサービス残業などを規制していたりする場合もありますが、すべての業者に当てはまるわけではありません。

ファッション・アパレル業界というのは、非常に動きの早い業界なので、流行りに乗るためには常に時代を先取りしなければならないのです。

そんな激務ともいえるファッションデザイナーの休日について、紹介していきたいと思います。

・ファッションデザイナーの休日
勤務時間が非常に不規則で、残業も多いファッションデザイナーの休日は、残念ながら必ず取れるわけではありません。

企業に勤めているファッションデザイナーの場合は、基本的に土日休みの週休2日制である場合が多いですが、イベントやファッションショーなどがあれば、休日返上で働かなければならないこともあります。

また、ブランドで働くファッションデザイナーの場合も、顧客の要望に合わせてデザインや衣服の作成を行わなければならないため、必ず休日が取れるわけではないのです。

休日が取りずらいというのも、ファッションデザイナーが激務だと言われる理由のひとつかもしれません。

ファッションデザイナーには、基本的な技術や知恵はもちろんのこと、これから流行るであろうファッションやデザインを先読みする力も必要だといわれています。

しかし、毎回先読みが必ず成功するとは限りません。そこで、流行りのファッションを作り出すには、いったいどうすれば良いのでしょうか。その方法について考えてみました。

・今年と去年の流行りは異なる
ファッションの流行りというのは非常に難しく、今年流行ったからといって、来年も同じものが必ず流行るとは限りません。

しかし、その一方で毎年まったく違うデザインのファッションが流行るのかというと、そうでもないのです。

ファッションの流行りには、数年に渡って傾向が続く場合も多々あります。また、流行りのファッションというのはファッションアイコンとなる芸能人や、経済状況などの外的な要因によっても目まぐるしく変化していきます。

ですので、ファッションデザイナーというのは、ファッションの情報だけに限らず、さまざまな情報をしっかりと調べたうえで、次の時代(流行り)を読んでいくことが必要だといえるでしょう。

前回の記事(ファッションデザイナーは激務って本当？②)の続きです。ファッションデザイナーが激務だと言われる理由について、考えてみました。

・1人で何役もの仕事をこなさなければならない
ファッションデザイナーというのは、デザイン画を描きあげれば終了というわけではありません。

ひとつの企画が商品化するまでには、実に多くの過程を踏まなければならないのです。

まずは会議や打ち合わせまでに、市場の調査や資料の作成、プレゼンテーションを行う準備に追われます。ファッションショーや展示会に向けて、社内で企画会議なども行わなければなりません。

これらの作業は、今抱えている仕事をこなしながらの作業なので、非常に多忙だといえるでしょう。

また、デザインしたすべてが順調に商品化するのではなく、ボツになる企画も出てきます。

仕事の工数が多いということは、1人で何役もの作業をこなさなければなりません。これもファッションデザイナーが激務だと言われる理由のひとつだといえるでしょう。

それでも、やりがいのために働くファッションデザイナーは多くいます。激務だからこそ、大きな達成感や満足感を得られる仕事でもあるのです。