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アートの様なファッション性が人気のブランド「アン ヴァレリー アッシュ」

「アン ヴァレリー アッシュ」は、デザイナーのアン・ヴァレリー・アッシュ自身の名をブランド名に冠したフランスのファッションブランドです。

このブランドの特徴は、左右非対称(アシメトリー)のドレスなど、他のブランドには見られないデザインが特徴。一見するとアートに見えますが、実用性も兼備えているのは同氏がオートクチュールの学校を卒業し、手仕事に慣れていることや、カッティングの技術が卓越しているからに他なりません。

また、同氏は服の固定概念を覆すことに注力しており、奇抜なデザインはお手の物。概念を崩す「遊び」が大好きの様なのです。発表されたファッションの中には穴だらけのTシャツなんてものもあります。

さらにメンズファッションの縫い目をほどいてレディースファッションに変える「脱構築」や「パンス」という手法を巧みに使って服を仕立て直す手法も知られています。これは20年代にシャネルが行っていた手法にインスピーレションを受けているからと言われています。

ではアン・ヴァレリー・アッシュ氏とブランドの歴史についてみていきましょう。

同氏は1971年にフランス・パリに生まれ、1995年に前述したオートクチュールの学校「パリクチュール専門学校」を卒業します。

その後クリスチャンラクロワ、クロエ、シャネル、クリスチャンディオールといった一流かつ知名度のあるメゾンで経験を積んでいきます。しかし、メゾンの色に染まりたくないとの理由で、1つのメゾンに3ヶ月以上留まらず渡り歩きます。

そして6年後の2001年に、Philippe Elkoubiをビジネスパートナーに自身の名を冠したファッションブランド「アン ヴァレリー アッシュ」を設立します。

1年後の2002年にはパリのプレタポルテ・コレクションでデビューを果たし、03年にはAndam Awardを受賞。その後は子供服ライン「アン ヴァレリー アッシュマドモワゼル」、セカンドラインに「アーヴェー アッシュ バイ アン ヴァレリー アッシュ」などをスタートさせます。

2013年現在、まだ日本法人等は設立しておらずショップはありませんが、セレクトショップでの取り扱いはあるようです。

しらなきゃ恥ずかしい?「セレクトショップ」

何気なく「セレクトショップ」という言葉を使っているものの、ほとんどの人がどんなお店なのかを意識せずに「服を置いているお店」というイメージで使っていると思います。今回は、そんな「セレクトショップ」の意味について紹介していきます!

「セレクトショップ」は複合ショッピングモールなどによくある「特定メーカーの商品を中心に仕入・販売するお店」とは違い、「個性的なインポートブランドを多数取り扱うお店」のことを言います。

主に日本での知名度が低い、国内外のブランドを多く取り扱いますが、セレクトショップの「運営者」や買い付け担当の「バイヤー」の好み・感性・こだわりによって、扱う商品が異なります。一言で言うと「運営者がセレクト(選んだ)色々なブランドの商品を扱うお店」と考えてもらえれば間違いありません。

ただし、最近は国内外の知名度の低いブランドの商品取り扱いと並行して、セレクトショップ独自のブランドを展開して販売するショップが増えています。

増えた理由としては、多数のブランドを扱うことで消費者のニーズを知り、そこから企画・制作・販売が行えるSPA(製造小売業)に落とし込んだほうが在庫を多く抱えずに済むうえ、流行を掴むチャンスを逃さず、儲けも多きくなるメリットがあるからでしょう。

一般的なセレクトショップの代表格としてはイギリス「ブラウンズ」、アメリカ「バーニーズ・ニューヨーク」「マックスフィールド」、日本「ユナイテッドアローズ」「シップス」「ビームス」などが有名。もちろん自社商品も取り入れ販売するビジネスモデル「SPA」を実践しています。

ちなみに、セレクトショップは国内外のインポートブランド商品の中で「服」だけを取り入れているわけではなく、お店によって小物やおもちゃを扱うお店もあり、中にはコーヒーショップやカフェを併設するなど多様化も進んでいます。

このように自社製作商品を取り扱うようになってくれば、セレクトショップの意味を成さず「一つのブランドショップ」として認知され、セレクト・ブランドの境界は今後どんどん曖昧になっていくでしょう。

大人のエレガントなスタイルを追求する「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」

TOMORROWLAND(トゥモローランド)は、ウィメンズやメンズウェアの企画・開発・生産を行う日本のブランドです。

公式サイトにある「メンズ、ウィメンズともに、オリジナルから幅広く世界からセレクトしたウェアやグッズまで時代を超えて受け継がれていく、端正で洗練されたエレガントなスタイルを提案」をブランドコンセプトにしています。また、オリジナルブランドの商品を販売する傍ら国内外の雑貨やアクセサリー、インポートウェアなども販売するセレクトショップとしての側面もあり、日本全国に店舗を展開しています。

トゥモローランドは、1978年にメンズのニットメーカーとして創業しました。

1982年にはウィメンズブランドとして「BALLSEY」「MACPHEE」の2ラインを立上げ、翌年83年には直営1号店を自由が丘にオープン、セレクトショップとしてのスタートとなりました。自由が丘店には、ソレイアードショップ・カフェを併設。一号店オープン以降現在に至るまで百貨店やファッションビル、路面店など151店舗を展開しています。

2008年にはトゥモローランド設立30周年を迎え、セレクトショップ「LAND OF TOMORROW」をオープン、以降海外のブランドとのコラボレーションも始まります。

トゥモローランドが展開するブランドは以下の通り。

・Edition(エディション)…ミリタリー・ワーク・スポーツなど、メンズカジュアルウェアの原点をモチーフにし、「今」を確実に捉えたアイテムを提供するライン。

・DES PRES(デ・プレ)…女性に向けたシンプルなモダン・クロージング・クール・フェミニン・&カジュアル・シックのスタイルで洗練された日常を提案するライン。

・GALERIE VIE(ギャルリー ヴィー)…自分らしい着こなしが楽しめる、シンプル且つクリエーション、良質な素材を使った着心地の良いアイテム展開をするライン。

・LAND OF TOMORROW(ランド オブ トゥモロー)…2009年3月よりトゥモローランドの新業態としてスタート。カジュアル&エレガントな洋服・雑貨を提供しています。

セレクトショップのイメージが強いブランドですが、元々メンズニットメーカーとして創業している事もありオリジナルブランドの品質が高いことでも有名。インポート商品などの管理や検品なども自社で行っています。

特に「TOMORROWLAND Tricot」は、素材選び・編み立て・リンキングに至るまでを完全オリジナルで提供し、フィッティング感・素材感・バリエーションの豊富さなどの魅力も高く男女問わず高い人気を得ています。

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